2022/08/11 14:33

こんにちは、元デグーの飼い主である、高知県で木こりと木工をしているよってぃと申します。

げっ歯類を飼っている方にはおなじみの「かじり木」や「ステップ」「ステージ」など、生活するうえでも、不正嚙合防止のためにも、欠かせないアイテムだと思います。

でも、小さいお口でカジカジするのに、本当に舐めても大丈夫なのかな?と不安になることは必ずあると思います!私もそうでした。

しかし、ホームセンターの人に聞いても、その木材がどんな工程で来ているか、接着剤や防腐剤や漂白剤を使っているかどうかは知ることはほぼ不可能です。

「天然木」と、表記されていたら安全?


さて、本題ですが「天然木」と聞くとなんとなく自然そのままの木を使っていそうなイメージがありそうですね。
実際は、接着剤を使って張り合わせていてもそれは「天然木」なのです!

引用元↓ 消費者庁ページ

中には、明らかに竹を使っていても「天然木」と記載されているものも見たことがあります^^;

つまり、「天然木」と書いてあっても、安心してペットが齧っても良い木ではありません。


接着剤を使っている木は危ないの?

市販の木工用ボンドと違い、接着剤で張り合わされた木材(合板・集成材と呼ばれるもの)を作る際には、毒物及び劇物取締法により医薬用外劇物に指定されている、ホルムアルデヒドを原料の1つとした接着剤が使用されます。(ユリア樹脂、フェノール樹脂など)

そして、接着剤が固まった後に、気体となって合板や集成材から放出されます。

(引用:日合連 https://www.jpma.jp/data/hanashi-2/hanashi-2_pr.pdf )

シックハウス症候群という言葉、聞いたことがあるかもれしれませんが、これも接着剤から発せられるホルムアルデヒドが原因の1つです。

このため、住居で使用する際は、基準値以上のホルムアルデヒドを吸わないようにするため、合板を使用する面積を厳しく制限しています。

つまり、人間でさえ吸いすぎてしまうと倦怠感・めまい・頭痛・湿疹・のどの痛み・呼吸器疾患などの症状が現れ、更には発がん性や白血病の原因にも特定されている恐ろしい物質が含まれているのです。

そんな接着剤が入っている合板、小さい体のデグーやチンチラ、ハムスターが直接口にしたら……? 獣医ではないので断定はできませんが、確実に健康にはよくないと考えられます。

接着剤を使っている木の見分け方


こちらの記事で、接着剤を使っている木の見分け方をご紹介しております!

木こりが教える ペットが安心してかじれる木材は? その④ NG木材3選

木こりが教える ペットが安心してかじれる木材は? その③ 穴あきボード編


薬品フリーの安全な木材でペット用品を製作しています

そんな、木材流通の真実を知った私は、元デグーの飼い主だったということもあり、自分で切った木の枝や細い丸太で、安全なペット用品を作るしかないと思い、ペット用品の製作にいたりました。

そして、自ら木育てしている山から原木を集め、防虫剤・防腐剤フリーで加工・管理をすることで、人も動物も安心して“かじって・触れる”本物の自然素材をお届けしています。

ペットに安心して齧られる木材を与えたい方は、ぜひ、べありんぐの薬品フリーの木材をお手に取って見てください。